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総務・経理やってみたら激務だった【楽かどうかは社長で分かる】

総務・経理やってみたら激務だった【楽かどうかは社長で分かる】

安定志向で総務・経理の仕事に飛び込んでみたら、ハンパじゃない激務だった。

こんな話伺いました。

面接の時は優しそうな社長でも、
社内ではワンマンで、
社員がブンブン振り回されます。

これから総務や経理に就こうと考えている人は、ブラック企業を選んでしまわないように読んでおいた方が良さそうです。

一社目は不動産営業で給料未払いで退職

まず、はじめに私は4年生大学を無事卒業し不動産業界の営業という世界に入り込みました。

大学生の頃は夢や目標は全くなく、取り敢えず卒業するからにはどこかで働かないと、という気持ち程度で就職しました。

入る前からこの業界は厳しいという評判は聞いていましたが実際働き出すと罵声の連続です。

今で言うパワハラなんてものは当たり前のように行われていました。

最終的には給料不払いで退職しました。

急な退職で二社目は安定志向

無職になった私は、”安定志向”になり簿記の資格を取得し、総務を募集している会社をピックアップしました。

安定志向で総務・経理を選ぶ

求人欄に心理カウンセリングの会社と記載されており、事業内容には「数名の会社専属の在宅心理カウンセラーと心に悩みを持つ方を電話という形でお繋ぎする会社です」という様な記載内容となっておりました。

私は社会貢献をしている会社という事と総務、経理を未経験でも募集していたという事もあり、すぐ履歴書を送り面接の約束に至りました。

面接の印象は良かった

面接会場は自社ビル内で綺麗な雰囲気でした。

案内された部屋に入り1人で椅子に腰掛けて待っていると1人の面接官の方と金髪ロン毛のチンピラみたいな人が1人部屋へ入ってきました。

取り敢えず挨拶しないと!と思い椅子から立ち軽い自己紹介をしました。

すると金髪の人が「社長の〜です」と。

私はこの時点でやばい会社に来てしまったと思いましたが、未経験で総務として働けるチャンスをものにするため、必死に自己アピールをしていました。

ただ第一印象とは違い

社長の話し方は凄く穏やかで、考え方も社会貢献をしたいと思っていることが伝わってきました。

数日後、合格通知があり働くことにしました。

入社初日

始業20分程前に到着し、従業員の皆さんと挨拶と自己紹介を次々とすませて業務開始となりました。

もちろん未経験ですので、まずは会社の説明と心理カウンセラーの先生とお客様を繋ぐオペレーター業務から覚えてもらうとの話でした。

ちなみに社長は、夕方頃から毎日出社されるみたいです。

さて、研修に入ったのですがまず先輩社員が持ってきたのが少し怪しげな雑誌

「これがうちの広告です。」

そこに見えたのは「あなたの心を鑑定します」と書かれた更に怪しげなページ。

そこには1分〜円からと書かれた文字と占い師の写真がズラリと並んでいました。

10秒ほど固まったのち「これは面接で騙されだぞ。」と現実に帰りました。

先輩が色々説明するのですが、パニック状態です。

それでも、必死に先輩の教えに耳を傾けメモを取りました。

占い師紹介の業務内容

この会社の一連の流れは

  • お客様が雑誌やネットを見て電話をかけてくる
  • オペレータが相談内容や予算を聞いてマッチングする占い師の先生を紹介
  • 同意してもらえると、料金システムの説明やあくまで占いですので〜という前置きをしっかり話して一度電話を切る
  • 占い師に電話をかけ、お客様の相談内容を説明する
  • もう一度お客様に電話をかけ、占い師専用の電話番号を伝える

そこで一旦我々のする事が終了します。

その後、占い師の方から連絡が入り何分間の鑑定ですと報告が来ます。

お客様に電話をして鑑定時間の確認と料金の確認、振込先の指定をして終わりです。

一見こんな商売で成り立つのかと思われがちですが、正直電話は鳴りっぱなしの状態です。

一回の鑑定に数10万円使うお客様も中もいます。

それだけ色々な事で悩まれている人は、たくさんいるのです。

ある意味心理カウンセリングは間違っていないのかもしれません。

ただ、完全にクリーンな手法ではありません。

まず、広告に打ち出している占い師と実際お客様が話される占い師は対応しておりません。

具体的にいうと、占い師の方もシフト制となっていて、お客様の指名があった時間が占い師の方のシフトと重なる事など運頼みになってしまうわけです。

ただ、我々としてはお客様を逃したくないわけなので、その場でシフトの入っている占い師に1人何役とやってもらうのです。

広告は、フォトショップで加工した画像に架空の名前の占い師を載せているので、そもそも実在すらしていません。

社長の出社

話は戻りますが、一通りの流れを聞き終え実技研修等をしているとあっという間に社長の出社時間となりました。

社長は出社するや否や「なんだ今日の売り上げは!?」とオペレーターの方々に怒鳴り散らしていました。

どうやらこの会社はこの様な事が日常茶飯事で、オペレーターは社長がくるまでにいかに売り上げをあげれるかと毎日ビクビクしながら仕事をしていました。

当然そうなってくると、

  • 単価の高い占い師を当てようとお客様に提案
  • 1度問い合わせがあったお客様にこちらから電話をかけて「高額ですが腕のいい占い師の方が今なら空いていますよ」と営業電話

数字を上げるために、あの手この手でお客様のためとは言えないことも多かったです。

社会貢献はないと分かった

あぁ、社会貢献で成り立っている会社ではないなという印象を受けるまで数日もかかりませんでした。

オペレーターの研修期間が終わり、1週間ほどで総務への配属になりました。

経理・総務業務スタート

ここからが地獄の始まりでした。

  • 経理からデータ作成
  • 売り上げ計算
  • 人事
  • 社労士や税理士の先生との打ち合わせ
  • 自社ビルの清掃会社や管理会社とのコンタクト
  • 債権回収
  • 社長の身の回りの世話
  • 広告等

完全にキャパ超えの状態でした。

ここまで仕事量が多いのは、理由がありました。

この会社には統括や役員がいません。
正確には、入社3ヶ月あたりでクビを切られ続けてきたみたいです。

ちなみに私は、前任者がクビを切られて次を探している谷間に入社をしたので、本来役職のついてる人が行う仕事も私に回ってきているという状態でした。

上記の仕事は、ほんの一部です。

  • その他にも社長の自宅の売却
  • 会社所有の賃貸物件の管理など

常に仕事が山積みでした。

やはり社長が罠だった

実際は、かなり高圧的な社長でした。

清掃会社や税理士の先生等にも罵声やクレームを平気で言われる方でした。

私はいつの間にやら、それが普通の感覚になってきていて、私自身もそうなるのに時間はかかりませんでした。

また債権回収に関しては、テレビで見るような取り立ての仕方を月1回ほど全国を飛び回り行なっていました。

洗脳に近い状態になっていた私は、お客様や取引先に対してかわいそう等という感情は全くありませんでした。

怒涛の半年に終止符

そんな頭も心も壊れかけていた時、社長がキャバクラ関係の店を作り儲けたいと言い出しました。

私はその時点でまだ冷静な自分を持っていたのでしょう。

これ以上踏み込むのはまずいと本能で察知しました。

自分の事ならまだしも親や家族を悲しませるような事はしたくないと思い入社半年で退職を決意致しました。

経験値だけはかなり上がった

そんな怒涛の半年間でしたが、普通では決して体験できない経験を沢山できたのは良かったなと思えます。

自分を失いかけてた事に対しても、反省して今に活かせてると思っています。

大事なのは、どんな悪い経験でもポジティブに捉えて、自分の成長の過程と考える事なのかなとこの会社を通じて学びました。