ゴミ収集業の仕事【志望するなら読んでおくべし】

ゴミ収集業に勤める方に、これまでの体験談を伺いました。
これからゴミ収集業志望で就活する人には、読んでおいて損はないです。
ゴミ収集業への興味

私は子供の頃から、ゴミ収集の仕事に就きたいと思っていました。
一生懸命に働く大人達がカッコ良く見えていました。
ゴミ収集業に就いてすでに10年が経ちます。
- ゴミ収集業志望での就活
- この業界で10年働いて分かったこと
- 労働環境や残業
これらをまとめて書いていきます。
就活はひと手間加えてアピール
今ゴミ業界に就職して10年になり、主任を任されています。
私が就職活動していた時期は不況で求人が少なく、【3K】と敬遠されていたゴミ業界が安定を理由に人気業界になっていました。
職安の人に話を聞いたのは、今から申し込む会社は1人の採用枠に30人程の応募があると教えてくれました。
こんなにライバルがいたら、同じ事をしていてもきっと書類選考で落とされます。
そこで私が考えた事は、履歴書に手紙を添える事で少しでも印象付けようということでした。
古典的ですが、これはかなり効果的でした。
面接の時、手紙の内容をもっと話したいと思ってもらえたようです。
では何を書いたらいいのでしょう?
それは
①どれだけこの会社に就職したいか熱意をアピール
②その会社で働くうえで、一番のデメリットを記しそれを受け入れる覚悟
③自分の履歴書に目を通してくれたお礼
この3つを書こうと考え、相手に押し付けがましくならないよう素直な気持ちでペンを走らせることを心掛けて書きました。
投函して2日後に書類選考合格と面接の日時を伝えられました。
面接対策も私なりに考え、業界の事をネットや実際にゴミ業界で働いている知り合いがいたので話を聞いたりして予習していきました。
これをやったおかげで面接の時は、質問に的確に答える事ができました。
この就職活動から面接までで改めて感じた事は、ただ闇雲に就職しようとしても採用はされないだろうという事です。
現に入社しても早い人で1ヶ月も経たないのに辞めていく人がほとんどで、理由を聞くと【3K】に耐えられなくなったのが退職理由でした。

こういう事にならない為にも、
きちんと事前予習はしっかりして、デメリットを十分理解しておく必要があります。
この業界で10年働いて分かったこと
念願の仕事に無事就職できて喜びと期待に胸を膨らませて入社日を心待ちにしていました。
ところが、いざスタートしたら前述の通りそう簡単にはいきません。
業界の性質上、規則がものすごく沢山あり覚えるのが大変です。
そしてもう一つは常に一般市民の目に見張られ、クレーマーのターゲットになりやすいのです。
実例をあげると、
「収集時間が5分早い」
「そんな所に停められたらジャマ」
「道を譲ったのにあいさつをしなかった」など、
毎日数十件のクレーム電話が掛かってくるようです。
しかしクレームは一部を除きほとんどの場合、一般市民優先の気持ちをもって作業をしてれば防げたと考えます。
収集作業の他に一般車両等にも気配りが求められます。
自分が車を運転してて前にゴミ収集トラックが停まって作業してたとして、作業員がダラダラしてるのとテキパキしてるのとでは印象が違いませんか?
私は部下に一般市民からの目線の重要性を伝えています。
労働環境や残業など
一日の仕事内容

定時は8時~16時です。
8時30分からゴミ収集開始と決められています。
11時30分位に収集作業を終え会社に帰社、13時まで昼休憩です。
その後、13時30分からまたゴミ収集開始、14時で完了です。
15時に帰社し、トラック洗車作業事務処理して16時業務終了
だいたいこのような流れです。
出社する日はほとんどゴミ収集があります。
服装は作業着
家で作業着を着て出社します。
帰社時は着替える人もいればそのまま帰る人もいます。
仕事柄汚れるため、会社に洗濯機・シャワーは完備されています。
有給は取りやすいか?残業は多いか?
有給は取りやすいですが、急に穴を空けるような休みのとり方は基本的にはNGです。
残業代はちゃんと支給されます。
仕事柄残業は少ないです。
最後に
私は改めてこの業界に就職できてよかったと思えるのは「いつもありがとう」と言っていただける事です。
その言葉が励みになりここまでやってこれたんだと思います。
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