配送助手はきつい重労働でした【向いてる仕事とは?を知る大切さ】

配送助手と聞くと、軽作業をイメージする人がいますがかなりの重労働です。
向き不向きはありますが、向いてない仕事を知るにはとてもためになるお話です。
そして、配送助手の経験を通して、賢く仕事を選択できるようになったことが大きいです。
配送助手のお仕事
この仕事がキッカケで、「よく言えば強くなれたとも言えますし、悪く言えば開き直った」と言えます。
精神的にも肉体的にも図太くなれました。
派遣の仕事を始めたのは、単純にお金が早く欲しかったからです。
それまで派遣社員や日雇いというのは、仕事がしたいと思えば明日にもなれるものと思っていました。
そして、働けばその日の現場終わりに現金手渡しで収入が得られる、そんな甘い考えを持っていました。
そこで日払い対応の派遣会社に連絡し、仕事したい旨を伝えると、まずは面接と社員登録に来てくださいと言われました。
面倒ながらも、翌日には面接を受けて無事登録完了です。
「この会社は、三回現場に入らないと初回の給料は渡せない。」と言われ、最短でも一週間は二千円で過ごす羽目になりました。
とにかく、現場を選んでいる余裕はないと比較的近場の現場を予約です。
そして、約一年に渡る日雇い派遣生活の第一歩として、某大手運送会社の配送助手として出勤しました。
初現場は勇気をもって声をかける
夏真っ盛りな朝
現場に着くとなんとなく同じような派遣社員っぽい人達が目につき、まずは集合場所に到着したことにひと安心しました。
この中で慣れてるっぽい人が事務所に入っていくので私もついていきます。
するとなにやら名簿が置いてありそこに会社名と氏名、連絡先の携帯番号を記入することで点呼扱いになるシステムでした。
これであとは、待っていれば良いのかと待機していると、気がつけば自分以外の派遣はどこにもおらず、意を決して社員さんに話しかけます。
今更ながら話しかけてはいけないオーラを感じており、ここに至るまで一言も話しかけていなかったのです。
「あ、初めての人?なら着替えて裏で待ってて」
思いの外、優しかったです。
そんな感じでよく見かける制服に着替え、靴まで履き替えて待機場所へ
しばらく待つと、社員さんがその日の担当と思われる派遣を呼びに来ます。
自分を呼んでくれたのは気の良さそうな五十代の男性で、私ともう一人若い中国人の男性を連れ出します。
この現場は、二人で業務する場合と三人の場合があり、今回は三人です。
後に、この現場に再度入った際に分かるのですが、この日は最大級に優しい社員さんに当たり、相方の中国人が気さくで話しやすい雰囲気でした。
これは後に運が良かっただけと分かります。
いざ出発
配送助手の仕事は主に荷運びの手伝い、家具家電設置の手伝い、集荷した荷物の梱包と積み込みです。
そして、お客様のお宅に訪問している間、駐車禁止の違反回避のため、車で待機するというものでした。
座って留守番するだけの誰がどう考えても楽な待機業務
今回は、中国人がほぼほぼ待機
結局、私は一度もやらせてもらえず仕舞いでした。
この日は午前中は集荷のみ、午後に何件か宅配というスケジュールです。
かなりの重労働でヘトヘト
社員さんと一緒に家や店舗に家具家電を回収し、梱包するのですが荷物がかなり重いんです。
さらに台車に乗せて移動できないケースもあり、それなりに遠くに止めた車まで二人で運ばなければならないのは、引っ越しのバイトすらしたことのないデスクワークオンリーな私には地獄でした。
梱包にしても荷物のサイズがまちまちなので、荷物に合わせて段ボールやエアーパッキンを断裁し、綺麗に纏わせていくのですが、そんなもん、今日が初体験の私が要領良く出来るわけがありません。
荷運びも梱包もダメダメな私に、最初は怒鳴りつけていた社員さんも、次第に呆れが強くなり、私に任せる仕事がどんどん簡単なものになっていきます。
やはりそうなると悔しいですし、仕事である以上、少しは役に立ちたいと思うものの、自分で判断したりすることも許されません。
結局、空回りでした。
やっと終わりと思いきや
それでも一日が終わりに近付き、多少は慣れて気持ちに余裕が出来てきた頃、社員さんの携帯が鳴ります。
それは近くの別な車からの応援要請でした。
多数の荷物のお届けがあるものの、二人体制で一人は女性だったこともあって手が足りないという判断なのでしょう。
こうして初めて尽くしの一日の残業が確定したわけです。
最後の現場は我ながら一番まともに動けたこと、応援先の社員さんから「ありがとう」と言われたことに安堵しました。
1日の終わり
帰社後、集荷した荷物の荷下ろしと、不要な梱包材の廃棄を行い、社員さんから「もう帰っていいよ、お疲れさん」のお言葉をもらい、事務所で就業証明のサインをもらって終了です。
なんとも言えない開放感
すっかり暗くなり、暑さも多少はましになった帰り道
・よく分からない達成感
・お金を稼ぐことの大変さ
・そこからくるお金の大事さを噛み締めながら、まずは解放感に包まれながら歩きます
向かない人にはきっつい仕事
振り返ると日雇い派遣の現場がどういうものなのか痛感できたこと、かなりどっぷり浸からないとこの現場を快適に乗りきるのは難しいことが分かりました。
つまり、私には向いてないことが分かったのは大きかったです。
引っ越しのバイト経験があったり、カッターや紐を使った作業が得意な方なら向いてると言えると思います。
そうした方は社員さんとのコミュニケーションも円滑で楽しそうですらありました。
キツイ分お金は良い
時給は他の現場より優遇されており、残業も多いので稼ぐにはかなり向いてる現場でもありました。
日雇い派遣やるなら配送助手一本でいくという決心ができるなら悪くない選択とは思います。
逆に言うとちょっと手を出す感覚なら、もっと向いてる現場もあるかなと思います。
派遣先を選べるのがメリット
日雇い派遣のいいところでもありますが、向いてない現場を無理に選ぶ必要はないと思います。
派遣先に迷惑をかけるのも一度で済むと割り切れば、とにかく気になる現場があれば入ってみればいいと思います。
わりとどこに行くのもストレスではなくなりましたし、結果的に色々な現場な入ることである程度どこでも要領よく立ち回れるようになっていきました。
向き不向きを知る
私が労働で人の役に立つと考えた時、配送助手の仕事は色んなことを教えてくれました。
結果的には最初の現場に選んで良かったと、今でも思っています。
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