国勢調査員で時給2000円位もらえた話【主婦、30代〜が活躍するバイト】
- 2019.07.16
- 国勢調査員

期間限定の求人は比較的、割の良い仕事が多いです。
若手向けとしては、リゾートバイトやイベントなどあります。
30代・40代以上の方にオススメな求人もあります。
それは、自治体が募集する「調査員」
良くある国勢調査員以外にも、自治体から年数回の依頼があります。
臨時公務員になりますので、悪質商法の心配もなく、絶対に間違いはありません。
何より時給換算で2000円近くになることもあり、かなりおいしい仕事と言えます。
実際に、自治体の調査員をやってみた話をお伝えします。
調査員ってどんな仕事?
調査員の中で一般的に知られているのは「国勢調査員」です。
5年に1度、全国の自治体で日本国内に在住するすべての人のデータを作るために、調査を行います。
この調査により戸籍がない、住民票が提出されていない人が、自治体に存在することが明らかになりました。
そして、今では戸籍の回復にもつながり、戸籍や住民票がない人の存在が、自治体にもわかるようになっています。
他にも、子どもたちが学校で利用する教科書や資料集のデータの素を作るのが、自治体の調査員の仕事です。
町や村が市になる時にも必要な調査です。
5年に1度しかないの?
実はそんなことありません。
調査員は、国勢調査の仕事をすると、その後定期的に他の調査の依頼が来ることがあります。
国では毎年複数回の調査を行っており、そのたびに専業主婦やパート主婦、副業をしたい人にお仕事の依頼があります。
・調査は毎年複数回ある。
登録をすることで、こういった仕事の依頼がありつけます。
例えば、国勢調査だと1地区3万円などというように報酬が決まっています。
・どうやって登録するの?
地元の役所では、不定期で調査員の募集を行っています。一番大量に募集をするのが「国勢調査」で、2020年は調査年に当たります。そのため、2020年の4~5月頃になると、市町村の広報誌などで募集をかけることがあります。
もし見つからなかったら、この時期に役所に問い合わせてみましょう。全国的に人材不足ですので、とても喜ばれるはずです。
仕事の流れ
何するの?
調査員の仕事では、まず初めに説明会というものが開かれます。
都合がつかない場合は、役所の職員にお願いしてみましょう。日程の調整をしてくれますので、ご自身の都合で大丈夫です。
受け取った資料に目を通したら、まずは、自分が受けた地区にチラシを配布します。
その後、調査票の配布→受け取り→内容のチェック→役所への提出という流れになります。
担当する地区は?
自宅に近いけれど直接地元ではない場所を担当します。
自転車で行ける範囲内というのが、国からの指示のようですが、地方では車の移動も考えて、自治体が調査員のための保険にも入っています。
大変ではないの?
10年ほど前から「インターネット解答」が増え、インターネットでの解答が確認された家庭には受け取りに行く必要がなくなりました。
さらに、複数回訪問しても受け取ることができない場合は、郵送で役所に送付してもらうこともできるようになり、かなり仕事にかかる時間や負担も減りました。
チェックの時も、書き洩らしがあっても無理強いをすることはありません。
矛盾点などを質問する程度になっています。
例えば、「昭和30年生まれの人が45歳」と書いてある場合などです。
配布や回収も、自分の時間の都合に合わせることができます。
子育て中なら家族が子供を見てもらえる時間や、仕事の合間などに行うことができます。
恐いことや困ることは?
実際にやってみるとフォロー体制がしっかりしていて、困ることはほとんどありません。
訪問する家庭に不安がある時は、役所の職員と一緒に訪問することもできます。
必ず指導員という担当者がいますので、困ったときはお願いします。
また、難しい質問などもコールセンターがあり、そちらで問い合わせをしてもらうことができます。
あくまでも配布と受け取りが仕事ですので、色々と質問することもありません。
国の臨時職員になるため、写真付きの名札を配布されます。
名札を付けて訪問しますし、国や自治体でもテレビCMやチラシなど積極的に宣伝してもらうことができるので、安心して仕事ができます。
調査員をはじめたきっかけ
私自身、結婚や出産を経て2人目が生まれた直後から始め、2020年で経験年数25年間になります。
2人目が生まれて仕事も非正規になり収入が減り、そこで少しでも生活の足しにと始めました。
長く続けていると、色々と表彰もあります。
私は本業がフリーの非常勤講師ですが、一緒に仕事をする仲間には、
・保険の外交員
・家で英語塾や教室を開いている人
・工場で仕事をする人
・スーパーで仕事をする人
・年金暮らしの人
など様々です。
皆さん、本業とは別に子どもの受験費用や塾の費用・旅行代・年金では生活が苦しいなど様々な理由で仕事を続けています。
もらえる金額は?
調査の内容によっても異なります。
国勢調査の場合は、担当地区の世帯数によって、もらえる金額は異なります。
おおよそ1地区が3~4万円になり、2地区で6~8万円です。
始めは1地区をお願いされますが、続けていくと2地区を任せてもらえます。
近隣の地区で突然担当の調査員が病気や家庭の事情でできなくなると、その地域も担当できるかというお願いをされることもあります。
3地区で10万以上で時給2000円換算
実際に私の仲間では、途中から3地区になり10万円以上になった人もいます。
実働時間を計算すると、時給単価は2000円弱になるということです。
信用が一番の小玉な仕事
国や自治体の一時的な職員ということで「臨時公務員」になります。
そのため、調査票の紛失や個人情報の流出はとても厳しいです。
服装もTシャツジーンズではなく、できるだけポロシャツやチノパン、ゴルフズボンなどで行くように指導されます。
公的な仕事、例えば元銀行員や元公務員、個人情報を扱う仕事の経験者はとても重宝される傾向です。
インターネット解答に関する問い合わせなどは、すべて国のコールセンターが受けていますので、不明なこともあまり説明することはありません。
パソコンのスキルや資格は不要です。
パートの人は扶養の範囲内かを確認
パートで毎年扶養範囲ギリギリで収入を得ている人は、収入オーバーになる可能性があります。
公的な仕事のため、源泉徴収が出ますので、収入を得たことが明確になります。
扶養の範囲内で収まるかどうか不安な人は、まず役所の職員に相談をしてみましょう。
まとめると安心できる仕事で副収入
色々なアンケート調査やメーカーからの訪問販売員の仕事などがあります。
しかし、悪質な業者もあるため、皆さん警戒している人も大勢います。
国勢調査員の良いところは、国全体からの義務をお願いする仕事になるため、とにかく安心です。
「自分がやっている仕事が、ステルスマーケティングなのではないか?」
「相手にとって不利益なことではないのか?」
といった何かの片棒をやらされている感がないのがメリットです。
毎年定期的に高収入を得ることはできませんが、ちょっとお小遣いがあればいいのに、という人にピッタリの安心安全なお仕事です。
とりあえず、登録しておいて40代以降の収入確保にしておくのも手です。
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